毎年、恒例の勉強会「デンタルミーティング」が愛知県歯科医師会館で開催されました。各選挙区ごとで、国会議員・県議会議員と地元の歯科医師の方々が参加します。今年度は愛知県歯科医師会会長の内堀典保先生の「骨太の方針からみた歯科の未来像」と題してのご講演でした。春日井市歯科医師会会長と役員の先生方とご一緒のグループでお話を伺いました。
高校生までは学校での健康診断が行われるので、比較的歯の健康が保たれるのですが、18歳以降は社会人・大学生とそれぞれ方向が分かれ、健康診断受診の機会が少なくなってしまいます。特に歯は痛くならないと歯医者に行かない人が多いのが現状です。しかし、歯の健康は体の健康と結びついており、歯周病などは普段からの手入れが重要です。
特に高齢社会においては、口内フレイルが注目され、歯が健康な人は認知症になりにくいというデータもあり、大人の歯科検診の重要さを訴えています。そこで歯科医師会では、国民全員の歯科検診制度の制定を求めています。国においてこれから骨太方針の会議が開催され、予算等が組まれる予定なので、それに向けて予算確保をお願いしたいと国会議員に要望が出されました。